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賀正
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

なぜ農業‼

2015年秋様々な職業を経験してきた私にとっていまだ35歳独身。
このままでいいのかと考えているときにまだ経験していない業種があった。


それが農業!

 

土と触れ合える環境ではない土地で生まれこれまで過ごしてきた者にとって、どのようにすればいいのか分からずパソコンで検索をし始めた。

その時見つけたのが、社会人向け週末有機農業学校スモールファーマーズカレッジであった。
これなら働きながら農業が自分に向いているのか確認が出来ると思い、話を聞きに行くことにした。というより入学する決心をすでに持っていた。なんせやりたくなったらとことんやってみようという性格なのでこれまでの転職回数も10回を超えていたし、業種も職種もすべて違うところから見ても心は決まっていた。

問題が一つあった。働いている職種が土日メインだった為、会社を辞めないといけないことになった。入学日が2月初旬だったこともあり、2016年1月中旬を目途に退職の意志を伝えた。無職だ!いざ農業を本業にするとお金が必要になる。


派遣社員で転職をすることにした。学校初日、他の生徒さん達との対面。緊張はするがここは関西!すぐに笑いになるし、先生たちはびっくりしている。なんせ、学校に来るために仕事を辞めてきました。と自己紹介するものがいたからだ。農業のことはひとまず隠して、派遣社員として3月から働くことができた。

このころから、もし自分が本当に農業を生業としてやっていこうとしたらどこで、何を、どのような栽培をしたいか?など学校の情報と自分の足で情報収集が始まった。出来れば自宅に近いところで出来たらいいなと考えてみたらこれはものの、見事にダメだと分かった。理由は大阪市内には現状農地がない。また農地を探している人が150人以上待っているということだった。


では関西ではどうか?農地はある。しかしというか当たり前というか、初期投資が足りない。就農までに数年かかる。なかなか自分の考える通りには行かないとようやく悟った。

もう移住しかないのか?と考え、知り合いのイチゴ農家さんを紹介していただいた。
なぜイチゴ農家さんを紹介していただいたかというと野菜の中でいちごが好きだったからだ。あの赤いいちごをじぶんの手で作ってみたいと思ったからだ。


本当にたくさんの農家さんと話をさせていただいた、ただ、皆さんそろって言われることは農業はやめた方がいいよ!ということ。しかし、よほどの覚悟がない限り就農することはやめよう!とは全く思わなかった。頑固な部分だと自分でも思っているが余計にやってみたいと気持ちを強く持っていた。

初夏のころ大阪で、鳥取県倉吉市の方と話をする機会があり、一度来てみてくださいと言われお盆休みに現地に足を延ばした。実はこのころ、いちごではなく有機野菜を主に考えて就農しようか悩んでいた時期があって、倉吉市の方には有機で野菜作りをしたいと申し出た。
反応はいまいちで、ある方からは有機で野菜を作りたいなら島根県か高知県の話を聞いてみるといいいよ!と教えていただいた。8月の下旬大阪で島根県のIUターンフェアがあり、参加することにした。

会場に入って左手奥の方に安来市のブースがあり、大きなイチゴのポスターが貼ってあった。話を聞こうか悩んでいるとスタッフの方が僕の方によって来ようとしたので行くことにした。
私の第一声は「安来市はどこにあるんですか?大阪には近いですか?」なんと失礼なことをと思っていたが、担当者の方は笑顔で「松江市と米子市に挟まれてまして、島根県の中では一番大阪に近いですよ!」というではないか。話を聞けば聞くほど自分がイメージしている農業のスタイルがそこにあるのではないかとの思いを持った一日であった。

善は急げで9月のシルバーウィークに安来市に行くことにした。
市役所、県の普及部、JAしまね、先輩農家、研修生とお会いする機会があり就農イメージといちごが作れるとの思いが明確になる日々を過ごした。


帰宅してから3日後には市役所の方に来年2月に移住することを伝えた。
なんと家族にはその後伝えることになる。

自己中極まりない人間がこだわりを持って作ったいちごです。

可能な限り有機JAS認定資材を使い、可能な限り農薬を使わないように作りました。

皆さまにおいしいと言っていただけると幸いです。

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